(上)出典:Middle East Spectator イエメン西部沿岸、バブ・エル・マンデブ海峡方面でサウジアラビア軍が空爆を実施したとみられる画像
日本時間10月9日(金)時点、主に中東情勢を発信するテレグラムチャンネル『Middle East Spectator(以降はMESと省略)』の投稿によると、イエメン暫定政府は10月9日にフーシ派が支配するイエメン西部沿岸(バブ・エル・マンデブ海峡方面)に対して大規模な攻勢を開始したことが視覚的に確認された。9月上旬〜中旬にかけてフーシ派が制圧したイエメン西部沿岸(バブ・エル・マンデブ海峡方面)の奪還を目的としているとみられる。
サウジアラビア軍は暫定政府の攻勢を支援するため、同地域で大規模な空爆を実施しているとみられる。MESによると、サウジアラビア軍はこの攻勢に数十機の戦闘機を投入していると投稿している。数十機の戦闘機が参加していることを示す客観的な情報はないものの、これまでサウジアラビア軍がイエメンで行ってきた空爆の規模を考慮すると、十分あり得ると筆者は評価する。
イエメン西部沿岸、バブ・エル・マンデブ海峡方面でサウジアラビア軍が空爆を実施したとみられる映像
出典:Middle East Spectator
該当投稿リンク:https://t.me/Middle_East_Spectator/37535
※Middle East Spectatorは明らかに親イラン的な思想を持つアカウントだが、投稿される情報のファクト性については高い水準で維持することを心掛けており、私は基本的には信頼できる情報源の一つと判断している。
※フーシ派という名称について、アンサール・アッラーがより正しい呼称だが当記事では多くの日本人により馴染みのあるフーシ派という表記で呼称を統一している。
※イエメン暫定政府という名称について、厳密には大統領指導評議会、またはそれを略したPLCなどのほうが、より実態を掴んだ呼称だが、当記事では多くの日本人により馴染みのあるイエメン暫定政府ないしは暫定政府という表記で呼称を統一している。
今後どうなるかについては何とも言えない状況
※以降は筆者の分析になるため、今から語られる内容が、決して現在の状況を正確に読み当てているわけではないこと、根拠となる情報が正確でない可能性があることに留意が必要だ。あくまで一人の意見として聞いてほしい。
正直なところ現時点では、今回の攻勢によって今後どうなるかについては全く見通せない。
今後同方面において大きく戦線が動くか、時間が十分経過しても戦線に動きがみられず、攻勢が停滞しているなどと、今回の攻勢について評価できる機会が訪れれば、新しい記事にまとめたいと考えている。

