フーシ派がサウジアラビア首都リヤドのキング・ハーリド国際空港に弾道ミサイル攻撃、航空機一機が全損

キング・ハーリド空港に駐機していた航空機が、フーシ派の弾道ミサイルによって破壊された画像 イエメン関連
イエメン関連サウジアラビア関連中東関連軍事情報 (時事)

(上)出典:Middle East Spectator サウジアラビア、首都リヤドのキング・ハーリド国際空港に駐機していたエアバスA321-200とみられる航空機が、フーシ派の弾道ミサイルによって破壊されたとされる画像

主に中東情勢を発信するテレグラムチャンネル『Middle East Spectator(以降はMESと省略)』の日本時間10月8日(木)の投稿によると、同日、イエメンのフーシ派が、サウジアラビアの首都リヤドのキング・ハーリド空港に対して弾道ミサイルを用いた攻撃を実施した。

MESによると、同空港に駐機していた三機の航空機が被害を受け、うち一機は破壊された。またサウジアラビアの航空当局『サウジアラビア民間航空総局 (以降はGACAと省略)』の発表によると攻撃は二回にわたり発生し、サウジアラビア国民三名が死亡した。うち1名はサウディア航空のパイロットで、おそらく死亡した三名は破壊されたエアバスA321-200機に搭乗していたとみられる。またGACAによると国民数名が負傷した。

おそらく二度の攻撃というのは二発の弾道ミサイルが直撃したことを指しているものと考えられる。

同空港やその他空港に対するフーシ派の弾道ミサイル及び無人機攻撃は、サウジアラビアとの報復合戦が7月に始まって以来定期的に行われていたものの、航空機が大きな被害を受けるほどの攻撃は初めてで、この攻撃はフーシ派が以前宣言していた、サウジアラビアに対する事実上の航空封鎖に起因するものとみられている。

フーシ派がサウジアラビアに対し、海上封鎖に次いで、事実上の航空封鎖を発表
日本時間10月5日(月曜日)フーシ派(アンサール・アッラーがより正しい呼称だが当記事では日本人により馴染みのあるフーシ派で呼称を統一)の一部門、人道支援作戦調整センター(HOCC / Humanitarian Operations Coordination Center)が国営サバ通信を通し、サウジアラビア領空で運航する全ての航空会社に対して、同領空は今後フーシ派の作戦範囲に含まれ、危険であると警告を発する文書を発表した。但しイスラム教の聖地メッカとメディナの領空は例外だと記載されている。

サウジアラビアの首都リヤドのキング・ハーリド国際空港がフーシ派の弾道ミサイルによる攻撃を受けたとされる映像

キング・ハーリド国際空港内で撮影された、同空港内で弾道ミサイル攻撃の影響によるものとみられる火災が発生している映像

サウジアラビア民間航空総局(GACA)の公式Xアカウントの発表全文

出典:Middle East Spectator / General Authority of Civil Aviation:GACA(サウジアラビア民間航空総局)

※Middle East Spectatorは明らかに親イラン的な思想を持つアカウントだが、投稿される情報のファクト性については高い水準で維持することを心掛けており、私は基本的には信頼できる情報源の一つと判断している。

※フーシ派という名称について、アンサール・アッラーがより正しい呼称だが当記事では多くの日本人により馴染みのあるフーシ派という表記で呼称を統一している。

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